いろいろ年間ベスト(17件)
年末ぎりぎりになる前に、思いついた順に年間ベストを挙げていきたい。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 16
【ベストテレビドラマ】 古沢良太『デート 〜恋とはどんなものかしら〜』:依子と巧の人物造形はすごくデフォルメされているはずなのに、結果として、まったくひとごとと思えないリアリティが備わっている。キャッチーさや泣き所も含めて「巧さ」の見本市のような一作。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 16
【ベストその他テレビ】 NHK「ドキュメント72時間」:2/20 の「赤羽 おでん屋エレジー」、6/12の 「大型連休・レンタルビデオ店で描く夢」あたりで一気にハマった。本気で泣かされることもしばしば。放送中は心の底から日々の重荷をおろすことができる。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 16
【ベスト人文】 岸政彦『断片的なものの社会学』:その「ドキュメント72時間」ともシンクロする内容。岸は、遭遇したひとびとやできごとを安易に物語化しない。断片にとどめおく。それはとても難しいことである。昨年出ていた『街の人生』はさらに良い。フィクションなんて、もういらない。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 16
【ベストゲーム】山田の三打席連続ホームランに沸いた日本シリーズ第3戦もよかったけど、個人的には、中村がサヨナラを放った9/15の「ヤクルト - DeNA(神宮)」が最高の思い出。そして、優勝時のトルクーヤ姿が忘れがたいトニー・バーネット。レンジャースに行っても応援してます。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベスト海外文学】 イアン・マキューアン『初夜』:友人が家へ遊びにきたときに忘れていって、これにはいったいどんなメッセージがあるのだろう? わざと置いていったのか? と訝りながら読んだ。内容は……ごめんなさい、ほとんど覚えてない。ていうか、今年リリースの作品でもなかった。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベスト新書】 石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』:友人が引っ越すときに、ローラン・ビネ『HHhH』をもらった。ナチスについて知っておきたいと予習で手にとったところ、面白すぎた。満足しちゃって結局『HHhH』読めてない。フィクションなんて、もういらない、とかまた嘯いてしまいそう。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベストフェス】 「TAICOCLUB'15」:主だったフェスでテクノ勢の出番が減っている中、硬派なメンツをこれでもかと連ねるタイコの存在はあまりにも貴重。ベストアクトは、周囲の屋台を含めて照明を全て落とし、暗闇をバキバキに切り裂いたオウテカ先生。来年のチケットもう買っちゃった。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベストパーティー】 12/12「Human Elements」:ふらっと遊びにいけて、ハズレがないドラムンベースのパーティー。そんなものがあるだけで、気持ちにこれほどのゆとりが生まれるとは。佳境を越え、少し空いてきたフロアで考え事をしながら体を揺らすのは、デトックスの極みです。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベストモーメント】 「成田空港事件」:おととし、秋の園遊会にて、山田太郎議員が、天皇陛下に直接「お手紙」を渡すというアクシデントが起きた。今ならわかる、彼の気持ちが。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 19
【ベスト経済書】 徳勝礼子『マイナス金利』:タイムリーな一冊。日銀の大規模な金融緩和により、一部の国債金利がマイナスに沈み込んでいる。しかし、これは名目金利ベースの話であり、①海外投資家が日本国債に求める実質的な金利水準は、むしろ上昇している。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 20
②その「名目マイナス金利・実質は米国債プラスαの金利」を可能としているのは、為替フォワード市場におけるベーシス・スプレッドの拡大(ジャパンプレミアム)である。③すなわち、日本政府が低金利によるコスト減を享受する代償として、邦銀はドル資金調達コストの上昇を強いられている。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 20
④一見するとメリットにしかみえない金利低下だが、やはりフリーランチはないのである。勉強になりました。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 20
【ベスト日記】 原武史『潮目の予兆 日記 2013・4−2015・3』:書店で手に取ったところ妙に惹かれ、思い切って買った。大当たりだった。これまで縁のなかった「鉄道」や「天皇制」にも親しみが湧き、世界を広げてくれた。終盤は読み終えるのが勿体なく、一ヶ月分ずつ区切って読んだ。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 23
【ベスト新刊小説】 磯崎憲一郎『電車道』:どちらかといえば、フィクションよりも、日記や歴史、プロ野球やドキュメンタリーに惹かれた一年だった。そんな気分でもすごくしっくりきたのが『電車道』。歴史も個人史も鉄道経営も含み込む、マジックリアルな総合小説。こういうのが読みたかった!
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 23
【ベスト文庫】 青山七恵『快楽』:傑作。アマゾンに厳しいレビューが並んでるけど、無視して大丈夫です。小説の枠外にはみ出しかつ侵食される『電車道』とは対照的に、小説の中にあくまで留まり、描写と筋と企みの力だけで読者をねじ伏せる。そんな小説らしい小説の魅力が、『快楽』にはあります。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 23
【ベストライブ】 12/26 OGRE YOU ASSHOLE:「見えないルール」が凄まじかった。ヒプノティックなグルーヴからめきめきビルドアップして頭が真っ白に! 膝ガクガクに崩して踊り倒した。こんなに新曲やって怒られないのオウガだけだろっていう、オーディエンスとの信頼関係も◎
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 26
【ベスト映画】 リチャード・ラグラヴェネーズ(2007)『フリーダム・ライターズ』:新作をあまり観れなかったので、映画だけ旧作から。日記を書くという何気ない営みを通じて、初めは影のあった生徒たちの目に生気があふれてくる。素直に感動した。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 26
【ベスト演劇】 KAAT×地点『三人姉妹』@神奈川芸術劇場:ぶっちぎりで格好良く、手放しで絶賛したい。説明は求めないでください。こんど京都に行く機会があったら、何としても「アンダースロー」劇場に行かなくては。次点は岩井秀人×快快『再生』。先日観た範疇遊泳はトラウマになりそうです。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 26
【ベストアルバム】 察してください。
— vampire_empire (@vampire8empire2) 2015, 12月 26